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ウーパールーパーの病気、対処方法や寿命

はじめに

共食いによる欠損、水カビ

浮かぶ、膨らむ(腹水症など)

ウィルス、寄生虫

夏場、高水温によるもの

便秘

寿命

最後に・・・

● はじめに
こちらに記載されている内容はあくまで参考であり、1つの見解ということでご理解をお願いいたします。ウーパールーパーの各病気、症状により対処方法を明記します。対処方法は今まで多くの飼育者様からの経験談、こちらでの経験を書いていきますが、参考にする場合は自己責任の範囲以内でお願いいたします。この件に関するクレームなどは受け付けておりません。ご了承ください。両生類全般の病気については、 まだまた研究が進んでいないものも多いようで、不明な点も多いと思います。詳しくは専門の獣医師の先生にお尋ねください。

こちらのページでは「初期のケガ」、「共食いによる欠損、水カビ」、「浮かぶ、膨らむ(腹水症など)」、「ウィルス、寄生虫」、「夏場、高水温によるもの」、「便秘」と6つに分類して説明していきます。自身の飼育経験や、購入者様からのアドバイスなどを取り入れて書いてあります。くれぐれも参考にする場合は自己責任の範囲以内でお願いいたします。
 
● 共食いによる欠損、水カビ
ウーパールーパーの多頭飼育で、餌が不足すると共食いが起きます。体長が大きくなると気になりませんが、サイズが小さいうちは、手足尾が噛まれると、欠損してしまう場合があります。また、欠損しないまでもケガをし、噛みつかれた箇所から水カビが発生する場合があります。水カビが発生してしまうとなかなか厄介です。噛みつかれた箇所(手足尾)から徐々に水カビが体全体に広がり、最終的には弱り、餌を食べずに死んでしまうこともあります。まず、水カビが発生しているウーパールーパーを発見したら、その個体を別容器に隔離し、水カビを小さいハサミやピンセットで除去した後、塩浴させるのが一番良い方法です。2、3週間ほどで完治しましたら、塩浴していた水の塩分濃度を毎日少しずつ徐々に下げ、元の飼育容器に戻してあげてください。
水カビの箇所を除去しなくても自然に取れる場合もありますが、水カビの箇所は除去したほうが良いと思います。除去をせずにそのままにする飼育者もいると思いますが、そのままにすると大きくなり、動きが鈍くなり体力が衰えます。
塩浴の濃度
水カビが発生し、除去するために塩浴させますが、その時の濃度はウーパールーパーのサイズによります。サイズ2cm以下は0.20%程度、4〜7cmは0.40%程度、12cmは0.50%程度で管理しています。この時に餌は冷凍赤虫を少し与えます。塩水を交換するときは全換えで、あらかじめ換水用の塩水を作成しておきます。
計算できず記載の10倍を入れるなど間違える人がいますので気を付けてください。
  
● 浮かぶ、膨らむ(腹水症など)
ウーパールーパーが水面に浮かんだり、腹部が水や空気で膨らんだりすることがあります。ウーパールーパーの「ぷかぷか病」と呼ばれています。これはウーパールーパー特有の病気ではなく、爬虫類のカメや、同じ両生類のイモリなどにも見られる症状です。

ふ化から2週間以内、ウーパールーパーがブラインシュリンプを食べているころに輸送、移動、水換えや強めのエアーレーションなどの小さな環境の変化により、内臓内に気泡ができてしまい、浮き、死んでしまうことがあります。この他に、水温やPH(ペーハー)の急激な変化、浮遊性の餌や水質の悪化が影響し、体に空気、ガスが溜まり沈めなくなったことが原因です。(この為、小さなウーパールーパーはまだ郵送には向きません)

サイズが3cm以下の小さい場合には、この「ぷかぷか病」になると死んでしまうことが多いです。
サイズが大きくなるにつれ、個体自身でこの気泡を出すことができるようになりますので、ほとんどの場合はそのままにしていくことをお勧めします。

下記は数年前になった腹水症です。ウーパールーパーが腹水症になってしまう大きな原因は水質の悪化です。特に水温が高くなる夏ごろに多いです。残った餌が水質悪化の主な原因ですので、1時間して食べない餌はピンセット、スポイトなどで取り除き飼育してください。
こちらでは腹水症になってしまったことを猛省し、水質管理を徹底したため、ウーパールーパーが腹水症になることはなくなりました。ここ数年は出ていないです。
ウーパールーパーの腹水症01 ウーパールーパーの腹水症02

飼育者が個体の気泡を強引に出してあげることはできますが、その影響で死んでしまう確率の方が高いのでそのような方法はおすすめできません。

対処方法
まず、別容器に移し飼育します。その時に水量は水深10cm以下、ウーパールーパーのサイズにもよりますが、背中が隠れその上2cmぐらいまでです。ウーパールーパーがひっくり返らないように飼育する水量を調節してしてください。外見上は元気に見えますが消化器系が弱っている可能性もありますので、浮いている間は餌を与えないか、少量の冷凍赤虫を与えます。直った後は少しずつ消化のよさそうな冷凍赤虫から与えてみてください。(固形餌は少し後です)
空気やガスが入った「ぷかぷか病」なら治る場合の方が多いです。ただ、胃腸が弱いので何らかのストレスがかかっているはずなので飼育環境を見直してください。30%は残念ながら治りません。
腹水症でしたら軽度でない限り治りません。飼育環境を必ず見直してください。
  
● ウィルス、寄生虫
【水カビ病】
水カビ病は、ミズカビ属やワタカビ属などの細菌感染を原因とする魚類に多い感染症です。
ケガや寄生虫によって傷ついた箇所にミズカビ属やワタカビ属などの細菌がついて感染し、菌糸体を形成、炎症を起こさせます。餌不足による噛みつきと水質の悪化が原因です。

【白点病】
観賞魚が発病する代表的な病気の一つです。体が白い点で覆われてしまう病気で、飼育容器内だけでなく、自然界にも存在する病気です。

【尾ぐされ病】
こちらも同様に観賞魚が発病する代表的な病気の一つです。初期症状は、先端や縁が白く濁ります、その後、病気が進行するに従って、白濁は広がり、先端部から解け始めます。

対処法は、まずは水換えを行うか、他頭飼育でしたら症状の出ている個体を別容器に移し、0.35%の塩浴で様子を見ます。獣医師の先生曰く濃度を0.65%まで上げることもできるそうですが、素人では細かく測定ができないため濃度は高くても0.50%ぐらいのとどめておくべきです。飼育していた元の容器はろ過器などを含めてすべて清掃してください。

塩浴の他に唐辛子療法もあるようですが、試したことはありません

薬浴:メチルブルーなど使用
使用上の注意をよく確認し、使用してみてください。

【イカリムシ】
この寄生虫に寄生されることが多いようです。
この寄生虫はやわらかい皮膚に突き刺さり、そこから栄養を吸収しながら生息する性質の悪い寄生虫です。
    
● 夏場、高水温によるもの
ウーパールーパーの水温は高くても27度が限界になります。27度以上が続かないように気を付けてください。飼育環境により冷却ファンや水槽クーラーを購入して水温を下げてください。
水温が高いとひどい場合は皮膚が破れて体液が出て死んでしまいます。また、餌食いも悪くなり体力が低下して、いろいろな病気になりやすいです。
 
● 便秘
画像は飼育者様から許可を得た掲載させていただきましたがものです。数日激しい便秘になってしまい、その影響で腹部がとても大きく膨れた珍しい画像です。
0.30%の塩浴を行い30分で改善しました。
便秘の改善方法はまず飼育水を全換えすることです。環境を変えることにより、排泄しやすくなります。画像の個体は症状がひどく、急を要しましたので、水全換えと同時に塩浴をお勧めしました。すぐに改善して安心しました。水全換えで改善されない場合は、水の硬度やphを変えてみて下さい。
  
● 寿命
ウーパールーパーの寿命に関しては飼育環境などにより違いがあるので、正確には言えませんが、5〜7年ぐらいだと思います。

ウーパールーパーが病気にならないように、水質を悪化させないことが重要に思います。寿命にも関係してきます。水質の悪化を防ぐためには食べ残した餌の除去、こまめな水換えは必至です。ウーパールーパーの病気には、いろいろな症状ありますが、全国的には両生類の専門病院は、ほとんどない状態です。熱心にウーパールーパーの病気について、研究、調査をしていらっしゃる動物病院の先生もいらっしゃいます。病気で多いのが、水カビ、ぷかぷか病です。くれぐれも寿命が短くならないようにしたいです。
  
● 最後に・・・。
最後に・・・。
ウーパールーパーは、見た目よりも丈夫なので飼育は簡単ですが、餌が不足すると共食いも多く、また、皮膚の膜が薄く弱いので、ウィルスなどの感染症や、寄生虫がつくこともあります。
ケガ、病気の早期発見の一番の秘訣は愛情を持って飼育することだと思います、そうすれば、個体の小さな変化にも気がつき、また、固体の状況にも目が行き届くと思います。


ご不明はこちらまでお問合せ下さい。
info@mars7.net


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